- 人生観
【人生観】099-加藤啓太の復活ストーリー~あれから意味のある時間を過ごした~
まさかの敗戦から1年が過ぎた。
2日後に迫った日本選手権西日本予選会、私が復活する第1歩になる。
昨年の西日本予選会は勝てる気が一切しなかった。
ボッチャがわからなくなっていた。それ以上にボッチャが怖かった。
「引退」という決断も1つの選択であった。
しかし自分の中で消えていない思いがあった。
それは「自分はまだやれる。ボッチャが大好きなんだ。挫折からの復活劇を果たして支えていただいている人たちと一緒に喜び合いたい!」だ。
強く誓った。
正直言って、今日まで来るのに何度も不安になったり勝てないと思ったりした。
ここで逃げたら負けと自分に言い聞かせた。
だけど、指導してくれる父の教えに何度も歯向かった。戦術に不安になったり練習方法に反抗したりした。
だんだん父が言っていることが理解できて調子を取り戻せた。でも何かが足りない・・・。
それは「自信」と「攻め」だった。
6月中旬から加藤啓太らしい”攻めのボッチャ”ができるようになって、自信が付いた。
他の選手と練習試合をしても勝てるようになった。楽しめてきた。
この3年間、思うような結果が出なかった。何度も泣いた。
この3年間という時間は決して「無駄」ではなかった。
きっとあのまま勝ち続けていたら「人間力」の成長ができなかったと思う。
予選会に出るとは思っていなかった。
「自分はトップに居続けられるだろう」と心のどこかで思っていたのかもしれない。
ベスト8から落ちた時、何が起きたかわかろうとしなかった。
誰かのせいにして「自分は強い、たまたま負けただけだ」と思っていた。
そんな姿勢では勝てないよね。うん。
そこに気付けたのは昨年末?
なんか認められない自分もいて辛かった。
そして、何より感謝が足りなさ過ぎた。
だから神様が「そこに気付け!やり直して来い!」というメッセージと信じている。
今日の練習中にこういうことを思い出しながらやっていた。
競技アシスタントと一緒に思いっきり楽しんで勝つぞ!
競技アシスタント・父、ありがとう!
今回こそは「楽しかった!最高!みんなありがとう!」と大きな声で言おうと決めている。
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