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【ボッチャ】134-ロンドンパラリンピックに出場するまで〜④2007年のカナダのワールドカップ その1〜

2007年のJAPANCUPを連覇して、ワールドカップの日本代表をようやく自分の力で
勝ち取ることができました。ただそこで、問題が2つも起きました。ひとすじ縄でいかない。

1つ目は、父がワールドカップの競技アシスタントで付いて行くと、父がやっている施療院を
10日以上も休まないといけなかったことです。
2つ目は、3年連続で国際大会に出ると多額な遠征費を全額自己負担で支払わなくてはならな
かったこと。当時は応援してくれる企業・行政の補助もありませんでした。両親にも「行かせ
てあげたいけど遠征費のお金は出せないよ、お父さんも行けないよ。これでも行くって言うな
ら自分で手配して、競技アシスタントも見つけて行きなさい!」とまで言われました。

それでも私は
「何が何でも行く!行ける方法を考える!」と思いました。
思ったら即行動!絶対120万円を集める!!

力になっていただけそうな人を書き出して・・・。
「加藤啓太後援会という組織を作ろう!!」と思い立ちました。

後援会会長になっていただけそうな人にお願いの電話をかけました。
「絶対パラリンピックに行きたい!そのために加藤啓太の後援会を立ち
あげたいです。力になっていただけませんか?」と・・・。

「私にできることは協力したい!」とおっしゃっていただきました。

次に・・・競技アシスタントの問題・・・。
大学の同期の子にお願いしようと思いました。大学にボッチャサークルがあり
そこのきていた男の子。「俺と一緒にカナダ行かない?ボッチャのワールドカップ
があってさ、競技アシスタントがいない・・・」と熱く語ってお願いしました。

「俺にどこまでできるかわからないけど協力したい。けど本当に俺で良いの?」と
言ってくれました。「良いよ!一緒にがんばろう!」と言い、決定しました。

ワールドカップまで3か月もない・・・今思えば無謀な挑戦でした。
平日は名古屋・栄で街頭募金、土日はボッチャの練習。
2月という真冬なのに朝から募金。大学の友人たちも手伝ってくれました。
大学にも寄付を自ら出向いて募りました。暖かく募金をしていただきました。

つづく

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